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医療機関でWEB広告に出稿!インターネット広告とSNS広告を比較


今や多くの医療機関が活用するWEB広告。一方で、「どんな広告媒体を選んだら良いのかわからない」「気軽にアプローチできる広告媒体が知りたい」など、迷われている医療機関の方々も少なくないことでしょう。

そこで今回は、各種広告媒体を比較しながら、WEB広告と関わりの深い「医療広告ガイドライン」について解説します。

目次

1 インターネットやSNSによるWEB集患

インターネットやSNSによるWEB集患には、

・GoogleやYahoo!などのインターネット広告
・Facebook,Instagram,YouTube,LINEなどのSNS広告

などの手段があります。

1.1 インターネット広告

検索エンジンであるGoogleやYahoo!などで、WEB広告が利用できます。

検索結果画面に表示される広告を「リスティング広告」と呼び、通販サイトやブログ記事などに画像や動画で表示される広告を「ディスプレイ広告」と呼びます。

リスティング広告は、検索したキーワードの検索結果と連動して掲載される広告のことで、そのキーワードに関心がある人(角度の高い人)にサイト誘導を促すことができます。

ディスプレイ広告は、画像でアピールしたい情報を訴求することができるため、視覚的にわかりやすく目を引くデザインだと効果的です。
また、一度サイトを訪れた人に、別のサイトで広告を表示させる「リターゲティング」も活用することができとても便利です。
すでにアパレルや求人媒体などでは広く利用されている手法となります。

医療広告ガイドラインに準拠した内容であること、各媒体の定めた基準
を満たすこと、が広告出稿の条件ですが、これらをクリアすると運用を開始することができます。


1.2 SNS

SNS広告の主流となる、Facebook、Instagram、YouTube。LINEには、以下のような特徴があります。

Facebookは、実名登録で信ぴょう性や信頼性がとりわけ高いSNSです。ユーザーの学歴やキャリア、年齢などの個人情報が把握でき、ターゲットを絞った集患につなげられます。

Instagramは、他のSNSに比べてファッション性が高いという特徴があります。視覚的なインパクトを強めて集患ができるため、医療機関であれば美容医療や歯科矯正など、美容に近い方向性が適していると言えます。

YouTubeは、動画での宣伝ができるため文字や画像だけの広告と比較すると、閲覧する人の興味を惹きやすいという特徴があります。テレビを見る感覚でYouTubeを見る人が増えているため、幅広い世代へのアプローチができます。

LINE広告は、全業種から認知度の高い媒体ですが、医療広告規制が厳しく医療機関においては難易度の高い広告だと言われております。

このように、WEB広告にはGoogle、Yahoo!、FacebookやInstagram、Twitterなど、非常にさまざまな種類があります。医療機関でWEB広告をする上では、避けては通れない「医療広告」について以下でご紹介します。

 

2 医療機関のWEB広告で守るべき、広告ガイドライン
2.1 医療広告ガイドラインとWEB広告

医療広告ガイドラインとは、医療法及びに関連法令において、医業や歯科医業、病院や診療所で守るべきルールのことです。過剰な広告が患者様に誤認されてしまう可能性があり、「患者様の生活に著しい被害を与える」ことを防ぐために、広告文章や全体的な広告への規制が設けられています。

ガイドライン違反が発覚した場合、注意や行政処分の対象になります。

そのような背景から、医療機関のホームページやWEB広告では過剰な表現を避ける傾向にありますが、SNS広告もいずれは規制の対象となるでしょう。せっかく取り組んだ新広告で無駄なコストをかけないよう、SNS広告においてもガイドラインの遵守が求められます。

 

2.2 医療広告ガイドラインで留意する点

医療広告ガイドラインで避けるべき点は、

・キャンペーンや〇〇%オフ、格安での治療など、割引キャンペーンの告知

・患者による体験談

です。これらの項目はほかの患者様に誤解を与え、また医療行為の品位を損なうものとして、ガイドラインでは違反となっています。また、「完治」「最先端」「唯一」「絶対」「日本・世界で1位」など、絶対的な姿勢や優位性を示す表現も禁止項目です。


※広告をご検討の医院様で、【術前術後の写真の掲載はNG】
と認識されている方も多いかと思いますが、「術前術後写真(症例)」は限定解除の要件を満たせば掲載することが可能です。

医療機関側にとっては違和感が少ない表現でも、行政や患者様側が違反と受け取るケースも多いため、ガイドラインで禁止となる表現には気を付けましょう。

 

3 医療機関のWEB集客は、専門家によるサポートがおすすめです

これまで以上に医療機関でのWEB集客も普及していくと予想されます。安全かつ効果的に集患を進めていくには、専門家のサポートが役立ちます。

専門家によるサポートで方向性を明確にし、順調なWEB広告で経営改善につなげましょう。