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LINE公式アカウントを活用するメリットとは?医療機関の集患対策



一般的なビジネスにおいては欠かせない手段となってきた、LINE公式アカウント。これまで無縁だと思われていた医療機関でも、集患対策のために導入するところが増えてきています。

今回の記事では、医療機関でLINE公式アカウントを活用するメリットについて解説します。



1 LINE公式アカウントを活用するメリット

LINE公式アカウントは、

・国内で最も利用者が多い
・発信側とユーザー側の距離が近い
・友だち登録が気軽にできる
・発信側とユーザー側が対話できる
・ビジネス加速のツールにつなげられる

プラットフォームです。

上記5つの特徴から、医療機関でLINE公式アカウントを活用するメリットを見ていきます。


1.1 メリット①最も利用者が多いプラットフォームを利用できる


LINEは現在年齢を問わず多くの日本人が利用しているSNSツールであり、FacebookやTwitter、Instagramなどよりもはるかに利用者数が多いです。20代から30代までの若い世代に利用されている印象が強いですが、現在では60代以上の高齢者も使用するようになってきています。

情報発信をするなら、利用者が多いプラットフォームを選ぶことで、圧倒的に有利になります。


1.2 メリット②メッセージを届けやすい


多くの場合、LINEはスマートフォンにダウンロードして利用され、ユーザーはメッセージが届くタイミングで読むこととなります。パソコンメールではさらに時間がかかるため、仮に開封されたとしても、患者様に強いインパクトを残すことは難しいでしょう。

ほかの手段と比較してユーザー側からのアクション率が高いことも、LINE公式アカウントならではのメリットです。
例えばメールマガジンでは、1000人にメッセージを送った場合の開封率が10%で、読む人数は100人です。LINE公式アカウントによる開封率が60%と考えられており、1000人へメッセージを送れば600人に読まれることとなります。こうして考えても、LINE公式アカウントは医療機関の集患対策において有利だと言えるでしょう。


1.3 メリット③簡単に友だち登録ができる


以前は、ユーザーからの登録を得るにはメールアドレスの提示が必要でした。しかし、ユーザー側が長いメールアドレスを記入しなければならない、文字で書いても医療機関側が判読できない場合があるなど、お互いにとっての問題が少なくありませんでした。

その点、LINE公式アカウントならQRコードや一般検索から医療機関のアカウントを見つけられます。登録までの手間を大幅に軽減し、ユーザー登録までつなげられます。


1.4 メリット④チャット機能がついている


LINE公式アカウントは、大多数のユーザーに一斉にメッセージを送るだけのプラットフォームではありません。元々は1対1でのコミュニケーションツールであったこともあり、医療機関側と患者様側で個別のメッセージを送ることもできます。

患者様としても、診療時間内に医療機関に電話をかけるのには気が引けることもあります。LINEなら時間を気にせず、リアルタイムで相談のやり取りができるため、症状や日時の変更など、柔軟に活用することをおすすめします。


1.5 メリット⑤予約システムと連携ができる


LINEには、クーポンや抽選、ショップカードなどLINEならではの機能が搭載されています。医療機関では利用される場面は少ないですが、予約システム連携はぜひ活用したい機能です。

予約システムの連携ができるため、患者様は医療機関の予約可能時間をLINEから確認でき、診察予約につなげられます。電話の受付対応では事務作業が膨大な量になってしまいかねないため、業務の効率化を図るうえでも役立つ機能となります。



2 LINE公式アカウントのデメリット

一方で、LINE公式アカウントには、

・登録されなければメッセージが送れない
・配信数によってはコストがかかる
・アカウント停止のリスクがある

などのデメリットもあります。ただし、これらのデメリットは、正しく運用できていれば心配する必要はありません。

登録されなければメッセージが送れない点においても、現時点ではメールマガジンやほかのSNSよりも登録のハードルが下がっています。診療時に案内する、院内掲示板にポスターを提示するなどで、患者様からも登録してもらえるようになります。

コストがかかる点も問題視されていますが、配信数によっては金額が発生しないプランもあります。友だちが増えていった場合、プラン変更が必要になるケースがありますが、今後は医療機関も患者様との距離を近くとることで集患が有利になることを考えると、無駄な出費にはならないと言えます。

最後のアカウント停止のリスクも、著しくマナーが悪いことをしていなければ、対象になることはありません。元々医療広告ガイドラインや対応において高い基準を求められている医療機関であれば、さほど不安視する必要はなくなります。



3 まとめ

以上、LINE公式アカウントのメリットをまとめました。一定数のデメリットもありますが、導入によるメリットはデメリットをはるかに上回るものと言えます。時代の変化に適応することで、患者様からの親近感や理解も深まることでしょう。

「これから新規集患に力を入れたい」「既存患者様との関係を保ちたい」と希望される場合には、LINE公式アカウントの活用をおすすめします。