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【効率的なターゲット配信を実現!】LINE公式アカウントとITSUMOの配信機能を徹底比較
LINE公式アカウントは、今や多くのクリニックや歯科医院が導入する患者コミュニケーションツールとなっています。その中でも注目されるのが「セグメント配信」機能です。
一方、医療機関向けに特化したLINEツール「ITSUMO」では、さらに一歩進んだ「ターゲット配信」が可能です。
この記事では、LINE公式アカウントの「セグメント配信」とITSUMOの「ターゲット配信」の違いを比較し、より効率的な情報発信と集患を実現するためのポイントを解説します。
LINE公式アカウントのセグメント配信とは?
LINE公式アカウントのセグメント配信とは、ユーザーの年齢層・性別・居住地・アクション履歴(スタンプの送信やメッセージ開封など)に基づき、配信先をある程度絞り込むことができる機能です。
たとえば、「過去30日以内にメッセージを開封した20代女性」に限定してクーポン情報を送る、といった運用が可能です。これにより、より反応率の高いユーザーへ効果的に情報を届けられます。
しかし、LINE公式アカウント単体では、患者の診療履歴や診療科、初診・再診の区別といった医療機関ならではの条件で絞り込みができません。また、予約情報やカルテデータとの連携も標準機能では対応しておらず、外部システムとの連携が必要になる場合も考えられます。
ITSUMOのターゲット配信は何が違う?
LINE公式アカウントのセグメント配信とITSUMOのターゲット配信は何が違うのでしょうか。ここでは異なっている点を6つ挙げてみました。
電子カルテやレセコンを活用した配信ができる
ITSUMOではCSVの取り込み機能があるので、電子カルテやレセコン上で行ったセグメント設定でターゲットを絞り込んだ配信が行えます。
たとえば「歯周病で通院中の患者のうち、「前回の治療から半年以上経過している人」や「初診から再来までの期間が空きがちな患者」といったきめ細かな条件で、配信対象を設定できます。
配信条件の柔軟さと高精度なターゲティング
LINE公式アカウントでは限られたセグメントしか使えませんが、ITSUMOでは診療科、年齢、性別、初診/再診、自費/保険など複数の条件を掛け合わせた高度なターゲティングができます。
たとえば、「小児歯科に通う12歳未満の子どもを持つ親に、矯正相談会の案内を送る」など、タイミングと内容を一致させたメッセージ配信ができます。
また、「前回のアンケートでホワイトニングに興味があると答えた20代女性」だけにホワイトニングキャンペーンの情報を届けるなど、マーケティング的な活用も考えられます。
自動配信と業務の効率化
また、この機能を活用すれば、最終受診から3ヶ月経過等のセグメント設定も可能になるため、定期受診の案内をLINEで送ることが可能になります。
この仕組みによって、受付スタッフが手作業で電話やはがきを使って行っていた業務が、ほぼ自動化されます。配信は曜日や時間も指定でき、診療後の時間帯など患者が反応しやすいタイミングに合わせることも可能です。
除外条件・配信対象者の可視化
この様に、配信対象を電子カルテやレセコンの情報に基づいて設定できるため、60代の患者様に興味関心が薄そうな矯正やホワイトニングの配信をしてしまうといった、意図しない配信を未然に防げます。
配信前に対象者の人数を確認できるプレビュー機能もあり、「想定より多くの人に送ってしまった」「条件が間違っていた」といった状況も回避できます。特に医療機関においては、過剰な接触は思わぬトラブルになることもあるため、精度の高い配信が信頼の維持につながります。
操作性とサポート体制も強み
ITSUMOの管理画面は、医療従事者が直感的に操作できるよう、専門用語や難解な操作を極力省いたシンプルな構成です。予約情報や診療履歴といった医療データと連携し、「メニュー → 条件選択 → 配信」といった簡単な手順で配信を設定できます。
また、ITSUMOでは導入時に専任のサポート担当者がつき、ヒアリングからシナリオ設計、初期設定、運用支援までを一貫してサポート。LINE配信に不慣れなスタッフでもスムーズに運用が始められるよう、丁寧な説明を行い、院内で運用できる体制づくりをサポートします。
比較表で見る違い
以下は、LINE公式アカウントの「セグメント配信」とITSUMOの「ターゲット配信」を比較した表です。
項目 |
LINE公式アカウント (セグメント配信) |
ITSUMO (ターゲット配信) |
配信対象の絞り込み精度 |
スタンプ・開封・クリック履歴などに基づく配信が可能 |
患者情報(氏名・診察券番号)と紐づけた配信が可能 |
配信条件の柔軟性 |
条件は限定的 (性別・年齢層・地域・アクション履歴) |
診療科・属性・行動履歴など電子カルテやレセコンを活用すれば、様々な配信対象にて配信可能 |
患者情報との連携 |
不可 |
ITSUMO内で自動連携・管理 |
診療科別や属性別の配信 |
標準機能では難しい |
年齢・初診/再診・保険/自費などで細かく設定が可能 |
予約・来院履歴との連携 |
標準機能では不可 |
電子カルテやレセコンから出力できればそういった配信も可能 |
操作のしやすさ |
LINE管理画面から配信操作、やや複雑 |
医療機関向けに最適化された簡易UI |
導入サポート |
LINE社提供の汎用サポート |
ITSUMO専任担当者による導入支援 |
このように、ITSUMOのターゲット配信は、より柔軟で医療機関の実務に即した運用ができるのです。
まとめ
LINE公式アカウントのセグメント配信は、一般的な絞り込み配信には有効ですが、医療機関の細かなニーズに応えるには限界があります。
その点、ITSUMOのターゲット配信は、診療履歴・予約情報・属性情報などを活かしたきめ細かな配信が可能で、再診促進や自費診療の提案といった実践的な運用に役立ちます。
LINE公式アカウントを導入済みの医療機関でも、より精度の高い運用を求める場合は、ITSUMOの導入を検討してみてはいかがでしょうか。